また来ます、家族で行く静岡の旅②
/静岡旅行の続編です。
今回は、油山温泉元湯館に宿泊しました。油山温泉は、静岡駅から車で30 分の距離にも関わらず、猪やカモシカが出没する秘境です。手入れの行き届いた館内には、和傘や陶器が陳列されており、お洒落だけど懐かしさを感じる素敵な旅館でした。
囲炉裏をかこんでの朝食は雰囲気があって最高。従業員の皆さんもアットホームで、元湯館のこと、地域の現状など、たくさん勉強させて頂きました。
幸せな気分で旅館を後にして、二日目は富士サファリパークへ。富士サファリパークには開園時間の9 時には間に合わず9 時半に到着しました。既に入園ゲートが大混雑。車に乗ったままチケットを購入して入園する仕組みのため、チケット売り場を先頭に渋滞がおきていました。入園するまで車から降りられないため、サファリパークに向かう道中でトイレ休憩が必須です。我が家は前売券を購入していたので専用ゲートがあればスムーズに入園できるのに・・・ぶつくさ文句を言いながら入園。先ずは車に乗ったまま、サファリゾーンへ。ホントにホントにホントにホントにライオンだー、近すぎちゃって・・・♪のCM に偽りなし!車のドアを隔てた目の前にライオンがいて大興奮!!
子供たちは、カンガルーやカピバラに餌やりをしてご満悦でした。知名度の高さ、他の動物園では体験できない動物との距離感、広い園内、さすが富士サファリパーク!そんなこんなで富士サファリパークを後にして白糸の滝へ。道中に富士山が見えるポイントがあったのでパシャリ。晴天でしたが頂上付近には雲があり、これがベストショットでした。
そして、富士山世界文化遺産を構成する白糸の滝に到着。白糸の滝は昭和11 年に天然記念物に指定された、幅150mの壮大な滝です。駐車場から滝までは徒歩5 分ほどの距離でアクセスも抜群。近くまでいくと、圧巻の滝の音と水しぶきを五感で楽しむことができます。
大型バスも乗り入れ可能な整備された駐車場とボランティアガイドさんの配置など観光客の受入体制もばっちり。世界遺産の偉大さを実感しました。そして、静岡旅行の締めくくりに帰りの道中で賀正庵さんに寄り道して抹茶パフェをいただき帰宅。以前は、豊川~三ケ日あたりの慢性的な渋滞がネックでしたが、新東名が開通して以降、静岡方面への移動が本当に楽になりましたね。
まとめ
2018 年の訪日外国人は、3,119 万人でした。これは2013 年の約3 倍の水準です。(参考:日本政府観光局)昨今、外国人観光客が増加している背景に、アジア各国の経済成⾧により、日本旅行のハードルが下がったことやビジットジャパンに代表される海外へのプロモーション強化があげられます。勿論、それも理由ですが、静岡旅行を通して、外国人観光客の増加の裏には観光地の並々ならぬ努力があることを実感しました。
今回、最も印象に残ったのが、動画やボランティアガイドさんによる、観光資源の物語を伝える取り組みです。美人は三日で飽きるということわざがある通り、美しい景色単体では、また行きたいという動機付けにはなりません。美しい景色に、その地の歴史、文化を物語として掛け合わせることで、また行きたいを増やすことが本当のおもてなしではないでしょうか。又、日本平夢テラス、三保松原、白糸の滝は、また行きたい素晴らしい場所でしたが、振り返ると、白糸の滝の駐車場代を除き、お金を使っていません。単純にお金を使う機会がありませんでした。素晴らしい観光資源とそれを物語として伝えるインフラを整えることで観光客は増加しますが、地域活性化、観光資源の整備には、お金が落ちる仕組みづくりが必須となります。そのお手伝いが、自分の役割であると強く実感した静岡旅行でした。