NARU 経営事務所

代表 広瀬陽介


1984年7月 - 岐阜県瑞穂市生まれ。

酪農を営む家庭に生まれ、幼少時代は牛と自然に囲まれて育つ。乳牛の飼料となる牧草ロール作り、稲刈り後のわら集めでは一戦力として活躍したものの、動物相手の商売で休みなく働く父を見て、早々に後継ぎの立ち位置から離脱する。


2003年3月 - 岐阜北高校卒業

模範帰宅部生として、夕方16時には自宅で青春ドラマセレクションを鑑賞する日々を送る。モテそうという不純な動機でバンド、スケボー、ビリヤードなど広く薄い趣味を堪能する。将来の夢もなく、とりあえず就職に有利そうな理系を選択したが、物理と犬猿の仲になり、三年生のときに文系へ進路変更。


2007年3月 - 南山大学経営学部卒業

経営学部にて、マーケティング、会計について学ぶ…ことができれば良かったのだが、アルバイトに明け暮れる。アルバイトでは四年間、居酒屋で接客業に就く。自分がオススメしたメニューを注文してもらえた経験が快感となり、就職活動では営業職を希望する。当時から日本では少子高齢化が叫ばれていたため、世界を相手にする仕事でなければ将来はないと一丁前に分析し、「グローバル」をキーワードに就職活動をする。(尚、就職するまで飛行機に乗ったことはなく、当然、英語も不得意。)リクナビで見つけた自動車部品メーカーの会社説明会でカリスマ人事と出会い、この会社に入りたいと採用試験を受けたところ、運よく内定を得る。


2007年4月 - 東証一部上場自動車部品メーカーに入社

入社後は、営業部門に配属される。当時、英語に堪能な若手が少なかったため、海外営業をメインで担当する。入社時のTOEICスコアは、400点程度。英語で電話がかかってくるとフリーズする日々を過ごす。英語が話せなければ仕事にならないという危機感から帰宅後にスカイプで英会話を学ぶ。(先生が東欧在住の美人であったため、なんとかモチベーションを維持することできた。)TOEICのスコアが730点に到達したところで先生(美人)がスカイプの世界から卒業したため、わたしも英会話の自己研鑽を卒業する。

9年間、一貫して営業部門に所属していたものの、マーケティング機能を兼ねていたため、情報収集、市場環境分析、STP分析、マーケティング4Pの立案・実行がメイン業務であった。具体的には、製品ごとにグローバルで顧客・自社・競合を含めたサプライチェーン、地域ごとのシェア、価格などをフィールド調査により算出して、将来の物量予測を睨みながら、誰に、何を、どのように売るか、日々戦略を立てていた。9年間で訪問した国は21ヵ国、作成した見積の数は2,000件を超える。複数の担当製品において、世界シェアを10%以上引き上げることに成功。

段取り八分という言葉があるが、B to B の世界においては、足を使って得た独自の情報により、どれだけ精緻な市場環境分析をできるかがターニングポイントであると実務を通して学ぶ。

自動車部品メーカーでの仕事は刺激的で楽しかったが、将来は自分で事業を立ち上げたいという野心が芽生え、退職に至る。新卒で右も左も分からない生意気な小僧を育て、海外に研修まで行かせてもらった恩は一生忘れない。


2016年4月 - 外資系自動車メーカー金融部門に転職

自動車部品メーカー退職後は、マネージメント、コンサルティングを学ぶため、外資系自動車メーカー金融部門のエリアマネージャーとして、正規販売会社の経営支援、スタッフの育成に従事した。

入社当初は、売上拡大の戦略を販売会社に提案してもなかなか実行されず、悶々とした日々が続いた。スタッフの研修を行っても、どこか一方通行でベクトルが合っていないような違和感があった。

ある日、販売会社の幹部と飲みに行った際、勇気を振り絞って相談すると、「広瀬さんの言うことはごもっともでやらないといけないと思う。だけど、うちの会社は〇〇という考えで、〇〇という問題があって・・・」と、上辺だけ見ていても分からない、その会社の本質を知ることができた。

その日から、規模や風土の異なる販売会社一社一社が大切にしていることを引き出すことを一番に考えた。戦略を検討する際は、表面的な数字やこちらの都合ではなく、風土、大切にしていることと相違ないか何度も確認した。

その結果、次第に提案したことが実行に移されるようになり、ありがとうと言われる機会が増えた。販売会社からの依頼が殺到して100回を超える営業セミナーに登壇して、スキルアップの一端を担うことができた。

外資系企業と言えば一般的にドライなイメージを持つが、入社時に三年で次のステップに行きたいと宣言した私を迎え入れ、多くの学びを与え、温かく送り出してくれた。本当に感謝している。


2019年4月 - NARU経営事務所 開業

中小企業診断士の資格取得を機に独立。これまで培った経験を基に、製造業を中心にB to Bマーケティング、海外展開、セミナー(ロジカルシンキング、ブランディング、営業としての立ち振る舞い)などで販路拡大のお手伝いをする。また、ものづくり補助金事務局において、岐阜県内の事業者が円滑に補助金を受給し、新たな事業を開始するためのお手伝いも行っている。


最後に -NARU経営事務所の志-

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弊所のロゴには、”知力と情熱を持ち、多面的な視点で本質を捉える”という思いが込められています。専門家として日々研鑽を重ね、座右の銘である「為せば成る」を胸に人間力を磨き、そして、目に見える景色の奥に何があるのか、全身全霊を込めて探求します。


素敵を見て、未来を共創する。


これがNARU経営事務所の志です。