副業としての農業

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今日は、早朝に収穫した玉ねぎを道の駅の直売所に出荷しました。直売所では、農家が朝採れた野菜をパッケージして持ち込み、値付けしてそのまま店頭に並べます。そのため、鮮度の良い野菜が販売されていることが直売所の特徴です。

鮮度の良さが直売所の強みなので、当日の売れ残りは、農家が引き取らなくてはいけません。したがって、他の生産者と競合する野菜は、売れ残りのリスクが高いので安値で販売される傾向があります。消費者の視点で考えると、新鮮で美味しい野菜が安く購入できるので直売所はありがたい存在ですね。一方、生産者の視点で考えると、差別化した作物を出荷しないと価格競争に巻き込まれて収入が減ってしまいます。そのため、誰に何をどのように販売するかをしっかり決めて、たたき売りしなくてもいい戦略を考えなくてはいけません。

我が家は規模の小さな兼業農業ですが、10 年以上にわたって、小さな子供向けに、無農薬、無肥料で安全な野菜を栽培しています。酪農を含めると60 年以上にわたり、農業に携わっています。また、野菜ソムリエの資格を持つ妻には、収穫した野菜の栄養価を落とさずに美味しく調理するノウハウがあります。

こうした強みを活かすため、今年は農業経営に携わる時間を増やしていきます。目的は、農業経営により、自社でマーケティングのトライアル&エラーを行うことです。経営をサポートさせていただく上で、自分が経験したことのない手法を無責任に提案できませんからね。

これまで副業としての農業でしたが、今日から農業も本業です。

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