AIの台頭に伴う職業の変化

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本日は、小中学校の先生との交流会に呼んでいただきました。

交流会は、“これから30年後、40年後を生き抜く子供たちにどのような力を付けていくことが大切なのか”を経営者の視点から先生と意見交換するという内容でした。AIの台頭により、職業の著しい変化が叫ばれる昨今、学校の先生が多様な職業観・勤労観に基づいたキャリア教育を実践しくことを目的に企画されたそうです。

私はAIの専門家ではないため、AIの更なる進化により30年後、40年後にどんな世界が待っているのか分かりません。しかし、どれだけ技術が進歩しても“人の心を動かす仕事”は無くならないと考えています。

仕事柄、経営者から会社の意思決定に関する助言を求められることがあります。このような場合、経営者の頭の中ではAという戦略を実行することが99%決定しているものの、1%の不安から実行に移せないというケースが多いように感じます。そして、残り1%の不安を取り除くため、背中を押してほしいという思いから相談に来ます。仮にAIが進歩して、最適な意思決定ができるようになったとしても、人の背中を押すこと、人の心を動かすことはコンピューターには難しいのではないでしょうか。(私なら、血の通った人に背中を押してほしい・・・。)

このような考えから、交流会では子供たちに“人の心を動かす力”を養ってほしいとお伝えしました。具体的には、①相手の立場になって考える力、②表面的ではなく、本気で物事にぶつかれる力、の二点です。

交流会では、校長から若手まで幅広い年代の先生が、子供たちを想い、自分たちも時代の変化に対応しなければと熱い議論を交わす姿を目の当たりにしました。小学生の子供を持つ親として、大変頼もしく感じた、そんな素敵な一日でした。