ファンをつくること、それは感情を揺さぶること
/本日は、打ち合わせのため、飛騨地方の事業者さんへ。
仕事の合間に少し空き時間ができたため、飛騨古川駅周辺を散策してきました。
飛騨古川と言えば「君の名は」の舞台となった街。
↑の画像は、映画に登場した飛騨古川駅に架かる跨線橋からの風景です。映画がフラッシュバックして興奮しました。
映画が放映されて数年が経過しましたが、聖地巡礼を行う外国人観光客の姿も。放映前は日常の風景でしかなかった駅がどうして観光資源になるのだろう。駅を見ながらぼんやり考えていました。
自分の中で出てきた答えは、そこが巡礼者にとって「思い出の場所」だから。
感情を大きく揺さぶられた言葉、景色、匂いって記憶に残っていますよね。ふとした時に思い出したりして。例えば、学生時代に彼女と歩いた帰り道の風景とか。
某歌手の歌に「なんでもないようなことがー幸せだったとおもーうー」という歌詞がありますが、なんでもない日常の風景であったとしても、感情を揺さぶる出来事があれば、その人にとってそこは特別な場所。
景色だけでなく、食べ物や商品についても同じことが言えるのではないでしょうか。
インスタ映えする料理でなくても、斬新な商品でなくても、感情を揺さぶるというスパイスを利かすことができれば、その食べ物や製品は消費者にとって「特別」になります。
そしてその、感情を揺さぶるという役割こそが、経営ではマーケティングです。
あなたの会社はお客さんの感情を揺さぶることができていますか?
昨日から下期が始まったという会社も多いのではないでしょうか、これを機に「感情を揺さぶる」ことについて真剣に考えていただければ幸いです。
古川の中心部を流れる瀬戸川と白壁土蔵街をパシャリ。鯉が優雅に泳ぐ姿に癒されました。