最大1,000万円、設備投資に活用できる「ものづくり補助金」

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新年、明けましておめでとうございます。みなさん年末年始は、ゆっくりできましたか?いよいよ2020年がはじまりましたね。

 今年は、東京五輪や5G導入などビッグイベントが目白押し。また、海外に目を向けると11月にアメリカ大統領選挙が予定されています。選挙を前にトランプ政権がどのような舵取りをしていくのか。世界情勢が大きく変化する節目の一年になりそうですね。

 そんな中、我が家にも小さな変化が。例年、初詣と言えば谷汲山華厳寺でしたが、今年は千代保稲荷(おちょぼさん)へ。岐阜県民にとって商売繁盛の聖地と言えば、おちょぼさんですよね。昨年、創業したばかりの駆け出し経営者として、できることは何でもやっておこうと願掛けに行ってきました。

 今年36歳を迎える私は、子年(ねずみどし)の年男。こつこつ小さな成功体験を積み重ねて、足元固めの一年にしたいです。

 さて、話は変わってタイトルにある、ものづくり補助金のご案内を少しばかり。昨年12月26日に中小企業庁のWebサイトに、中小企業対策関連予算が掲載されていました。資料の中に2020年ものづくり補助金に関するパンフレットがあったため、内容をご紹介します。

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■2019年からの変更点


・給与支給総額、事業場内最低賃金に関する要件が追加

⇒2019年の公募において賃上げは加点対象でしたが、2020年は公募の要件になるようです。

 ・十分な準備、事業期間の確保が可能に

⇒従来、納期が長い設備は事業期間中に導入、効果検証ができず、補助金を活用できませんでした。このような案件においても、補助金を活用できる可能性があります。

 ・一般型の公募開始が3月頃

⇒2019年の一次公募は2月開始でしたが、2020年の公募は3月から始まるようです。

 ・本補助金の申請にはGビズID(アカウント)の取得が必要

⇒2020年の公募はJ-Grantsという新システムから申請する必要があり、申請前にアカウントの取得が必要となるようです。

 ※上記の記載事項には、当社の推測が含まれています。記載事項について、一切の責任は負いかねますので、詳細は公募要領をご確認ください。

■事前準備


①事業計画の策定

ものづくり補助金の公募要件である、①付加価値額、②給与支給総額、➂事業場内最低賃金の三点を達成できるよう、絵に描いた餅ではなく実現可能な事業計画を作りこむ必要があります。

 ②戦略の策定

ものづくり補助金は、申請後に行われる審査を通過しなければ受給できません。採択率は、年度によってばらつきがあるものの概ね40~50%です。設備老朽化に伴う更新、生産能力の増強などの理由では審査の通過は困難です。自社の強みを整理して、設備投資により、競合にない独自性を発揮できる戦略が必要となります。

 ➂GビズIDの取得

2020年ものづくり補助金の申請には、GビズIDの取得が必要となります。ID取得には一定の期間を要すため、余裕をもって早い時期に申請してください。申請はGビズIDから。

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ちなみに昨年11月の段階でGビズIDの申請が大変混み合っている旨のアナウンスが出ています。

 

■まとめ


私も今年は補助金の活用を考えているため、仕事はじめの本日、GビズIDの申請を行いました。(手続きが完了したら、どれくらいかかったかブログでご報告します!)

成し遂げたい戦略があるものの設備投資に踏み出せない中小企業にとって、ものづくり補助金は決断を後押しする武器となります。段取り八分という言葉がありますが、頭から湯気が出るくらい考え、計画を立て、万全の準備をすることで、成功はグッと近くにやってきます。

 今年は、補助金の申請ノウハウや注意事項をブログで公開していく予定なので、是非チェックしてください。それでは、本年も引き続き宜しくお願い致します!!