成功のターニングポイント

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ここ最近めっきり秋ですね。秋は個人的に一番好きな季節です。夕方に空を見上げるとなんだかセンチメンタルな気分に。この感傷に浸る感じが心地いい。どうして秋はセンチメンタルな気分になるのかと思い、検索してみました。

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季節性うつ病・・・、そっと閉じました。

さて、秋と言えば、食欲の秋、スポーツの秋、そして自己研鑽の秋!!ということで、昨日は各務原商工会議所青年部主催の講演会「成長のターニングポイント会員企業の経営のヒントを探る」に参加してきました。


講演会の内容は、タイトルの通り、会員企業の経営者に自社の成長要因を語っていただくというもの。私が所属する委員会の主催であったこともあり、事前に講演企業の一社にお邪魔してインタビュー動画を製作するなど、裏方として少しだけお手伝いをしました。

今回は二社の経営者、経営幹部に語っていただいたのですが、青年部内へ向けた講演会のため、本音が盛りだくさん。

以下、備忘録も兼ねて、私が感じた二社のステキを。


A社のステキ

複数の事業を営む、急成長中の会員企業。青年部を始めとした独自のネットワークから新鮮な情報を集め、ビジネスチャンスがあれば果敢にチャレンジする風土。チャレンジした事業に描いた未来とのズレがあれば、止めるという決断を実行できる謙虚さも兼ね備えている。


役割が人を育てるという信念の下、社長は0を1にすることに注力し、事業が立ち上がった後は幹部候補への権限移譲を徹底。幹部候補の成長を促すべく、現場への指揮は一任して、社長自身は黒子に徹する仕事ぶり。その結果、若くして経営を担う社長の右腕が育ち、一般的に成功率が低いと言われる事業の多角化を成し遂げている。


B社のステキ

想像を創造できる希有な製造業。類まれな技術力を持つ社長を従業員が支え、全員参加型経営を実践している。なぜ、そのような風土が根付いたのか。そのヒントとなる言葉が社長の講演の中に。


「僕はリーダーシップを取って引っ張ることがあまり得意ではないけれど、従業員のがんばりを認めてあげたい。従業員の家族にもがんばりを届けてあげたい。だから、仕事だけでなく色々なイベントを企画して、従業員のことを友達のように近くで見ている。そして、がんばっている従業員にフォーカスした社内報を自分で作成して、毎月、従業員の自宅に発送している。」


寡黙で温和な社長だが、心から従業員を大切に想う気持ちを社内報に載せ、従業員、そして従業員の家族にまで届けている。これが全員参加型経営の秘訣だ。社長と従業員がなれ合いにならない様、社長に釘を指す経営幹部の存在もこれまたステキ。